概要
マップまたはイメージ サービスのキャッシュの格納形式をエクスプロード形式とコンパクト形式の間で変換します。 このツールでは使用中の形式が変換されるため、キャッシュの既存の形式のコピーは作成されません。 代わりに、同じキャッシュ フォルダーにキャッシュの新しい形式が作成され、古い形式が削除されます。
使用法
ArcGIS Enterprise では、[入力サービス] パラメーターはサービスの REST エンドポイントを含む文字列です。 ArcGIS Enterprise ポータルがアクティブなポータルであることを確認してください。
スタンドアロンの ArcGIS Server では、[入力サービス] パラメーターはサーバーとサービスの両方の情報を含む文字列です。 文字列を構築するには、公開者か管理者の資格情報を使用して ArcGIS Server 接続ファイル (*.ags) へのフル パスをスタンドアロン サーバーのサービス名に追加します (例: "C:\path_to_the connection_file_of_standAloneServer\arcgis on MyServer.com_6443.ags\ServiceName.MapServer")。 詳細については、「GIS サーバーへの接続」をご参照ください。
入力サービスの現在の格納形式が検出され、対象の形式を逆の形式に設定するのに使用されます。 [キャッシュ サービスのインスタンス数] パラメーターを使用することで、キャッシュの変換に専用で使用するサービス インスタンスの数を指定できます。 デフォルト値である -1 では、ArcGIS Enterprise 設定のすべてのキャッシュ ツール インスタンスが使用されます。 使用するキャッシュ ツール インスタンスの数を減らすには値を小さくします。 ArcGIS Server への管理者接続を通して使用できる [サービス エディター] ウィンドウで、System/CachingTools サービスの [コンピューターごとのインスタンスの最大数] 設定の値を大きく変更することができます。 選択したインスタンス数を、サーバー コンピューターでサポートできることを確認してください。 スタンドアロン サーバーに接続する際は、インスタンスのデフォルトの数字とキャッシュ ツール サービスの [インスタンスの最大数] 設定の値が等しくなるようにします。
構文
arcpy.server.ConvertMapServerCacheStorageFormat(input_service, {num_of_caching_service_instances})
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
input_service | キャッシュ形式を変換するマップまたはイメージ サービス。 これは、サーバーとサービスの両方の情報を含む文字列です。 この文字列の構築方法を確認するには、ArcCatalog を開き、カタログ ツリーでサービスを選択して、[場所] ツールバーに表示されているテキストを記録します。 次に、バックスラッシュをスラッシュ (たとえば、GIS Servers/arcgis on MYSERVER (admin)/USA.MapServer) に変更します。 | Image Service; Map Server |
num_of_caching_service_instances (オプション) | このツールの実行に専用で使用する、System/CachingTools サービスのインスタンス数の合計。 ArcGIS Server への管理者接続を通して使用できる [サービス エディター] ウィンドウで、System/CachingTools サービスの [コンピューターごとのインスタンスの最大数] 設定の値を大きく変更することができます。 選択したインスタンス数を、サーバー コンピューターでサポートできることを確認してください。 | Long |
派生した出力
名前 | 説明 | データ タイプ |
out_job_url | 出力 URL。 | String |
コードのサンプル
ConvertMapServerCacheStorageFormat の例
サービスのキャッシュ格納形式を変換します。
# Name: ConvertMapServerCacheStorageFormat.py
# Description: The following stand-alone script demonstrates how to convert map
# server cache storage format to the alteranate storage format
# Requirements: os, sys, time, traceback modules
# Any line that begins with a pound sign is a comment and will not be executed
# Empty quotes take the default value.
# To accept arguments from the command line replace values of variables to
# "sys.argv[]"
# Import system modules
import arcpy
from arcpy import env
import os, sys, time, string, datetime, traceback
# Set environment settings
env.workspace = "C:/data"
# Set local variables for mapservice properties
connectionFile = r"C:\Users\<username>\AppData\Roaming\ESRI\Desktop10.1\ArcCatalog"
server = "arcgis on MyServer_6080 (publisher)"
serviceName = "Rainfall.MapServer"
inputService = connectionFile + "\\" + server + "\\" + serviceName
numOfCachingServiceInstances = "2"
currentTime = datetime.datetime.now()
arg1 = currentTime.strftime("%H-%M")
arg2 = currentTime.strftime("%Y-%m-%d %H:%M")
file = 'C:/data/report_%s.txt' % arg1
# print results of the script to a report
report = open(file,'w')
# One can leave the variable for storage format marked "COMPACT" to "" (default)
# Execute ConvertMapServerCacheFormat
try:
starttime = time.clock()
result = arcpy.ConvertMapServerCacheStorageFormat_server(inputService,
numOfCachingServiceInstances)
finishtime = time.clock()
elapsedtime = finishtime - starttime
#print messages to a file
while result.status < 4:
time.sleep(0.2)
resultValue = result.getMessages()
report.write ("completed " + str(resultValue))
print "Converted Map Server Cache Storage format for " + serviceName + " in "
str(elapsedtime) + " sec \n on" + arg2
except Exception, e:
# If an error occurred, print line number and error message
tb = sys.exc_info()[2]
report.write("Failed at step 1 \n" "Line %i" % tb.tb_lineno)
report.write(e.message)
report.close()
print "Converted Map Server Cache Storage format "
環境
このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません。
ライセンス情報
- Basic: はい
- Standard: はい
- Advanced: はい