ArcGIS Administrator ユーティリティは、ArcGIS Desktop、ArcGIS Engine、および ArcGIS Engine Developer Kit ソフトウェアと一緒にインストールされ、ArcGIS Desktop の場合は、インストール後に起動します。 ArcGIS CityEngine ソフトウェアでは、CityEngine Administrator がインストールされ、インストール後に起動します。
ArcGIS Pro の同時使用ライセンスと ArcGIS Pro またはプレミアム アプリの指定ユーザー ライセンス (ArcGIS Enterprise 経由) のクライアント コンピューターは、該当するアプリケーションの起動時に使用できるように構成されます。 ArcGIS Pro のクライアント コンピューターの基本操作の詳細については、ArcGIS Pro のヘルプ ドキュメントの「セットアップ」をご参照ください。 プレミアム アプリの該当する製品については、関連するユーザー ドキュメントをご参照ください。
後で ArcGIS または CityEngine Administrator (以下の表記は ArcGIS Administrator とします) にアクセスするには、[スタート] > [すべてのプログラム] > [ArcGIS] > [ArcGIS Administrator] から起動します。 Linux の場合、ArcGIS Administrator を製品のインストール ディレクトリから起動するには、次のようなコマンドを使用します。
<インストール パス>/arcgis/engine10.8/authorizeSoftware
ArcGIS Administrator では、同時使用環境と単独使用環境の両方を定義することができます。 このヘルプ ドキュメントで提供される情報は、同時使用ライセンスに関するものだけです。 単独使用環境のセット アップについては、ArcGIS Administrator のヘルプをご参照ください。ArcGIS Administrator のヘルプは、[ヘルプ] ボタンでアクセスできます。
ArcGIS Administrator には、次のような用途があります。
- ArcGIS Desktop 環境および ArcGIS Engine 環境で使用する言語の選択
- 使用する製品の選択、およびライセンス マネージャーの定義
- ライセンス使用可否の表示
- 使用可能な同時使用ライセンスの借用
- 借用したライセンスの返却
- データ ライセンスの追加と削除
言語の選択
- ArcGIS Administrator を起動します。
- [コンテンツ] ウィンドウで、ARCGIS のラベルが付いた最上位にあるノードをクリックします。
- [高度な設定] ボタンを押します。
- 使用する表示言語を選択し、[保存] を押します。
- [適用] をクリックして ArcGIS Administrator を閉じることなく変更内容を適用するか、[OK] をクリックして変更内容を適用し、ArcGIS Administrator を閉じます。
製品の選択、およびライセンス マネージャーの定義
- ArcGIS Administrator を起動し、使用したい製品のフォルダー ([Desktop]、[Engine] または [CityEngine]) を選択します。
- 使用したい同時使用製品の横にあるボタンをクリックします。
- [変更] をクリックし、ライセンス マネージャーの名前を入力して、[OK] をクリックします。 ライセンス マネージャーの名前は、ライセンス マネージャーがインストールされているコンピューターのホスト名です。
- [変更] ダイアログ ボックスで [OK] をクリックします。
- [適用] をクリックして ArcGIS Administrator を閉じることなく変更内容を適用するか、[OK] をクリックして変更内容を適用し、ArcGIS Administrator を閉じます。
ライセンス使用可否の表示
- ArcGIS Administrator を起動し、使用したい製品のフォルダー ([Desktop]、[Engine] または [CityEngine]) を選択します。
- 使用する同時使用ライセンス製品を選択します。
- [利用可能ライセンス] を選択し、製品フォルダー内で選択したライセンス マネージャーの利用可能ライセンスを表示します。 ライセンスの有効期限も表示されます。
ライセンスの借用
- ArcGIS Administrator を起動し、ライセンスを借用する対象の製品のフォルダー ([Desktop]、[Engine] または [CityEngine]) を選択します。
- ArcGIS Desktop のライセンスを借用する場合、借用したい同時使用ライセンス レベル (Advanced、Standard、Basic) を選択するか、[Engine] 製品フォルダーから [ArcGIS Engine (同時使用)] を選択します。 CityEngine の場合、[Advanced (同時使用)] を選択します。 ライセンス マネージャーの定義が完了していることを確認します。
- [借用/返却] フォルダーを選択します。
- 借用する機能のチェックボックスをオンにして、[適用] をクリックします。
- ライセンスを借用したら、[OK] をクリックして ArcGIS Administrator を閉じます。 これで、ネットワークから切断されている間でも ArcGIS ソフトウェアを使用できるようになります。
借用したライセンスの返却
- ArcGIS Administrator を起動し、表示される製品およびライセンス マネージャーが、製品フォルダーに設定してあるものと同じことを確認します。
- [借用/返却] フォルダーを選択します。
- 返却する機能の横にあるチェックボックスをオフにして、[適用] をクリックします。
- [OK] をクリックして、ArcGIS Administrator を閉じます。