はじめに
- ArcGIS Engine には、多くのコンポーネントが含まれています。ArcGIS Engine コンポーネントのリストについては、「構成内容」をご参照ください。
- 「ArcGIS Engine のシステム要件」をご確認ください。
- インストールするには、管理者権限が必要です。
- Windows の場合、ArcGIS Engine をインストールするには、Microsoft .NET Framework 4.5 以上が必要です。
- コンポーネントをダウンロードしてインストールします。アップグレードする場合は、「ArcGIS 10.4.1 へのアップグレード」をご確認ください。
- ソフトウェア認証番号を取得して、ソフトウェアを認証します。同時使用ライセンスを使用している場合は、ArcGIS 10.4.1 License Manager が必要です。このソフトウェアは、すべての ArcGIS 10.x で使用できます。詳細については、「ArcGIS License Manager クイック スタート ガイド」および「ArcGIS License Manager リファレンス ガイド」をご参照ください。
- ドキュメントやサポートなど、その他のリソースにアクセスするには、ArcGIS for Desktop をご覧ください。
構成内容
ArcGIS 10.4.1 Engine には以下のコンポーネントがあります。
- ArcGIS Engine (Windows および Linux) - GIS およびマッピング アプリケーションの作成に対応しているコンポーネント。
- ArcGIS Engine Background Geoprocessing (64 ビット) - Background Geoprocessing (64 ビット) のインストール。
- Database Server (Desktop) - ジオデータベースを格納する SQL Server Express インスタンスのインストール。
- ArcGIS License Manager (Windows および Linux) - ArcGIS 10.4.1 for Desktop および Engine を同時使用ライセンスで実行するには、このバージョンが必要です。これは、その他すべての ArcGIS 10.x 同時使用リリースもサポートしています。
- ArcGIS Coordinate Systems Data - GEOCON 変換方式に必要なデータ ファイルや米国 (VERTCON および GEOID12B) と世界 (EGM2008) 用の鉛直座標変換ファイルが含まれています。
次に示すその他のライセンス付きエクステンションは、個別のダウンロードで入手できます。
- ArcGIS for Desktop の ArcGIS Data Interoperability エクステンション - Safe Software の FME でサポートされている 115 以上の GIS フォーマットと CAD フォーマットを ArcGIS に読み込んで処理できます。
ArcGIS Engine Developer Kit で利用可能な開発者ツールは次のとおりです。
- ArcObjects SDK for Microsoft .NET Framework - ArcGIS Engine、ArcGIS for Desktop、ArcGIS for Server のカスタマイズと拡張を行う Microsoft .NET Framework 開発者向けのドキュメントおよびサンプル コード。
- ArcObjects SDK for Java - ArcGIS Engine、ArcGIS for Desktop、ArcGIS for Server のカスタマイズと拡張を行う Java Platform 開発者向けのドキュメント、ツール、およびサンプル コード。
- ArcObjects SDK for Cross Platform C++ - ArcGIS Engine のカスタマイズと拡張を行う C++ 開発者向けのドキュメントおよびサンプル コード。
次のアイテムも ArcGIS Engine で使用可能であり、[その他のプロダクト] ダウンロード セクションに用意されています。
- DBMS Support Files - ジオデータベースに直接接続するためのクライアント ライブラリおよびデータベース。
- Data and Maps for ArcGIS - さまざまなタイプのマップ データが多数の縮尺で含まれています。この ISO 内にある HTML ベースのヘルプ システムには、各データセットの再配布権限の完全なリストなど、データとマップに関する情報が含まれています。
言語パック
ArcGIS Engine (Windows) は、ローカライズ版セットアップとして入手できます。 このコンポーネントの既存のインストールに追加言語を適用する言語パック セットアップも利用できます。
ArcGIS 10.4.1 へのアップグレード
- ArcGIS 10.4.1 セットアップ パッケージは、同じ ArcGIS 製品の既存のインストールを検出してアップグレードします。インストール場所、ライセンス マネージャー (同時使用ライセンスの場合)、または認証情報 (単独使用ライセンスの場合) の設定は、アップグレード後も保持されます。インストール アップグレード、新規インストール、またはアップグレード プロセスでサポートされていない 10.1 より前のバージョンへの上書きインストールの詳細については、インストール ガイドをご参照ください。
- 既存の ArcGIS 10.1 ~ 10.4 認証番号は ArcGIS 10.4.1 でも使用できます。
- ArcGIS 10.4.1 (単独使用ライセンス製品) - 以前の ArcGIS 10.x ソフトウェア製品が現在インストールされているコンピューターとは別のコンピューターに ArcGIS 10.4.1 をインストールし、既存の ArcGIS 10.1 ~ 10.4 認証番号を ArcGIS 10.4.1 で使用する場合は、ArcGIS 10.4.1 を認証する前に、以前の ArcGIS 10.x ソフトウェア製品を認証解除しておく必要があります。
ソフトウェア認証番号の取得
必要に応じて、お客様の組織の保守担当者様は My Esri から認証番号を取得できます。Esri アカウントでサイン インした後、[組織] > [ライセンス] > [認証] の順にクリックします。認証番号を取得する製品名をクリックします。また、[フィルター オプションの表示] をクリックして、製品名を入力することもできます。
ArcGIS 10.4.1 で認証に使用できるライセンス バージョンが 10.1 ~ 10.4.1 として [認証] の下に表示されます。米国以外のお客様は、地域の販売代理店に認証番号をお問い合わせください。
ArcGIS 10.0 から 10.4.1 へのライセンスのアップグレード
既存の ArcGIS 10.0 ユーザーの場合、自動ライセンス アップグレード機能でライセンス アップグレード プロセスを実行できます。以前のライセンスを認証解除してから最新バージョンを認証する代わりに、ワンステップ アップグレード オプションを使用して既存の 10.0 ライセンスを 10.4.1 に移行できます。
- 既存のライセンスを認証解除せずに ArcGIS 10.0 製品をアンインストールします。
- ArcGIS 10.4.1 ソフトウェア製品をインストールします。
- ArcGIS 10.4.1 Engine Developer Kit のインストールが完了したら、[認証] をクリックします。10.0 のライセンスがすでにあれば、ライセンスをアップグレードするように求めるメッセージが表示されます。ArcGIS 10.4.1 Engine では、ArcGIS Administrator を起動する必要があります。次の手順に従って、アップグレード プロセスを実行します。
ArcGIS 10.4.1 Engine Developer Kit と ArcGIS Engine の認証
単独使用ライセンス
- 推奨: インターネット接続を使用して、下記の認証手順を完了します。
- ソフトウェアをインストールするコンピューターからインターネットに接続できない場合は、電子メールでソフトウェアを認証できます。
- 認証プロセスを簡単にする場合やサイレント認証する場合、My Esri のライセンス ポータルから生成されるプロビジョニング ファイルを使用できます。
- インストールが完了したら、ArcGIS Administrator ウィザードを開きます。
- 使用する単独使用ライセンス製品を選択します。
- Engine アプリケーションの実行のみ必要な場合は、[ArcGIS Engine (単独使用)] オプションを選択します。
- Engine アプリケーションを開発および実行する必要がある場合は、[ArcGIS Engine および ArcGIS Engine Developer Kit (単独使用)] オプションを選択します。
- [今すぐ認証] をクリックします。
- デフォルトの [ソフトウェアをインストール済みで、認証する必要がある。] オプションを選択します。
- [インターネットを使用して今すぐ Esri で認証。] を選択します。プロビジョニング ファイルを使用する場合、[認証ファイルを Esri から取得済みで、認証プロセスを完了できる。] オプションを選択して、ファイルを参照します。
- 必要に応じて、個人情報を入力します。
- コア製品の認証番号 (ESUxxxxxxxxx) を入力します。この番号をまだ入手していない場合は、My Esri の「認証」ページから取得します (米国内のユーザーのみ)。
- 必要に応じて、エクステンションの認証番号を入力します。エクステンションがリストにない場合は、エクステンション名と認証番号を手動で入力します。
- 認証プロセスが完了したら、[完了] をクリックします。
- [OK] をクリックして、ArcGIS Administrator を閉じます。これでこのソフトウェア を使用できます。
ArcGIS Engine (単独使用ライセンス) の追加エクステンションの認証
ArcGIS 10.4.1 Engine 単独使用ライセンス ソフトウェアをすでに認証済みで、後から追加のエクステンションを認証する場合に該当します。「ArcGIS Engine Developer Kit と Engine (単独使用ライセンス) の認証」の手順に従い、手順 3 で [すでにソフトウェアを認証済みで、追加のエクステンションを認証する必要がある。] を選択します。手順 6 は必要ありません。手順 7 で、該当するエクステンションの認証番号を入力できます。
同時使用ライセンス
ライセンス マネージャーの定義
- ArcGIS Engine のインストールが完了したら、ArcGIS Administrator ウィザードを開きます。
- ArcGIS Administrator ウィザードで [ArcGIS Engine (同時使用)] を選択し、ライセンス マネージャーの名前を指定します。
- ライセンス マネージャーを設定したら、[OK] をクリックして ArcGIS Administrator ウィザードを閉じます。これでこのソフトウェア を使用できます。