Spatial Analyst のライセンスで利用可能。
スペクトル特性が類似している隣接ピクセルをグループ化することで、画像内のフィーチャまたはセグメントを識別します。目的のフィーチャを取得しやすいように、空間およびスペクトルのスムージング量を制御できます。
この関数には、次の 5 つの入力があります。
- 入力ラスター
- スペクトルの詳細度
- 空間の詳細度
- 最小セグメント サイズ (ピクセル)
- セグメント境界線のみ
スペクトルの詳細度
スペクトルの詳細度は、画像内のフィーチャのスペクトル差に与える重要度を設定します。
有効な値は、1.0 ~ 20.0 の浮動小数点値です。別々に分類したいフィーチャが存在するが、それらのスペクトル特性がやや類似している場合は、高い値が適しています。小さい値を指定すると、スペクトル的に滑らかな出力が作成されます。たとえば、森林に覆われたシーンでスペクトルの詳細度を高くすると、樹木の種類を区別しやすくなります。
空間の詳細度
空間の詳細度は、画像内のフィーチャ間の近接性に与える重要度を設定します。
有効な値は、1 ~ 20 の整数値です。対象のフィーチャが小さく、一緒にクラスタリングされているシーンの場合、高い値が適しています。小さい値を指定すると、空間的に滑らかな出力が作成されます。たとえば、都市のシーンでは、小さい [空間の詳細度] を使用して不透水性の地表を分類したり、高い [空間の詳細度] を使用して建物や道路を個別のクラスとして分類できます。
最小セグメント サイズ (ピクセル)
最小セグメント サイズ (ピクセル単位) は、小さすぎて断片として見なされないピクセルのブロックを識別します。指定した値より小さいすべてのセグメントは、適合性の最も高い隣接セグメントとマージされます。
セグメント境界線のみ
セグメント境界線は、各セグメントを囲む黒いコンター ラインとして描画されます。色が似ている隣接セグメントを区別しやすくなります。
- 0 - セグメント境界線を表示しません。これがデフォルトです。
- 1 - セグメント境界線を、各セグメントを囲む黒いコンター ラインで表示します。