Advanced のライセンスで利用可能。
サマリ
アークを、新規または既存のカバレッジの予備のリージョンに変換するか、予備のリージョンを既存のリージョン サブクラスに追加します。
ライン アイテムの一意の値に基づいて、アークを予備のリージョンにグループ化します。アークは閉じたループを形成しなければなりません。一意の値は、出力サブクラスのリージョン アイテムに保存されます。
図
使用法
入力カバレッジは、入力リージョン アイテムを指定するために AAT を持つ必要があります。
予備のリージョンから完全に構築されたリージョンを作成するには、出力カバレッジに [ポリゴン] オプションで [クリーン (Clean)](または [ビルド (Build)]) を使用します。
各グループ内のアークは、入力リージョン アイテムの一意の値によって決定されます。これは、閉じたループを形成しなければなりません。入力リージョン アイテムが指定されていない場合、入力カバレッジ内の各アークは予備のリージョンになり、閉じたループを形成しなければなりません。
入力リージョン アイテムによっては、このツールを繰り返し使用するときに、アークが任意のグループ化に再利用される場合があります。このようにして、重複またはオーバーラップした予備のリージョンを同じサブクラス、または異なるサブクラスに追加することができます。
出力リージョン アイテムは、入力リージョン アイテムと同じ場合があります。
選択ファイルでアークが選択されていない場合、コマンドはすべてのアークが選択されているとみなします。選択ファイルですべてが選択されている場合、[ライン カバレッジ → リージョン (Line Coverage To Region)] でもすべてが選択されます。
選択ファイルが指定されていない場合、すべてのアークが選択され、リージョンへのグループ化に使用できます。ただし、すでに 1 つまたは複数の完全に構成されたリージョンの一部になっている入力リージョン内のアークは、グループ化したときに閉じたリングを形成しない可能性があるため、サブクラスへの追加には使用できません。
出力リージョン アイテムが PATsubclass にすでに存在する場合、指定された出力リージョン アイテムは既存のアイテムと同じアイテム定義を持つ必要があります。
リージョン サブクラスの名前は、1 ~ 13 文字で、数字から始めることはできません。
予備のリージョンがサブクラスに追加されると、ポリゴン トポロジは再構築する必要があるため、出力カバレッジ (または入力カバレッジ) から削除されます。
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このツールは、予備のリージョンのエリアを計算せず、PATsubclass のエリア値をゼロに設定するか、周長を計算します。[ポリゴン] オプションで [ビルド (Build)] を実行すると、エリア値が計算されます。
構文
RegionClass_arc (in_cover, {out_cover}, out_subclass, {in_region_item}, {out_region_item}, {selection_file}, {method})
パラメータ | 説明 | データ タイプ |
in_cover | 予備のリージョンを作成するアークを含むカバレッジ。 | Coverage |
out_cover (オプション) | 予備のリージョンが入るカバレッジです。出力カバレッジが指定されていない場合、予備のリージョンが入力カバレッジに作成されます。 | Coverage |
out_subclass | 作成または追加されるリージョン サブクラスの名前。 | String |
in_region_item (オプション) | 入力カバレッジの AAT 内のアイテムで、この値がアークを予備のリージョンにグループ化するために使用されます。このアイテムがリージョン PATsubclass に追加されます。指定しない場合、アークの各グループが予備のリージョンになります。 | INFO Item |
out_region_item (オプション) | 入力リージョン アイテムの出力名。入力リージョン アイテム名の代わりにリージョン PATsubclass で使用されます。 | String |
selection_file (オプション) | 予備のリージョンにグループ化されるアークのサブセットを指定するために使用できる選択ファイルの名前。 | File |
method (オプション) | リージョンの作成元が、アークの複数リングか、アークの単一リングのどちらであるかを決定します。
| String |
コードのサンプル
RegionClass (ライン カバレッジ → リージョン) の例 (スタンドアロン スクリプト)
次のスタンドアロン スクリプトは、ライン カバレッジからリージョン カバレッジを作成する方法を示しています。
# Name: RegionClass_Example.py
# Description: Creates regions in a line coverage
# Requirements: ArcInfo Workstation
# Import system modules
import arcpy
from arcpy import env
# Set environment settings
env.workspace = "C:/data"
# Set local variables
inCover = "tong_azone"
outSubclass = "districts"
method = "SINGLERING"
# Execute RegionClass
arcpy.RegionClass_arc(inCover, "", outSubclass, "", "", "", method)
arcpy.Build_arc(inCover, "POLY")
環境
ライセンス情報
- ArcGIS for Desktop Basic: ×
- ArcGIS for Desktop Standard: ×
- ArcGIS for Desktop Advanced: 次のものが必要 ArcInfo Workstation がインストールされていること