Spatial Analyst のライセンスで利用可能。
サマリー
入力ラスターの値が NoData であるかどうかをセルごとに判別します。
入力値が NoData の場合は 1、そうでないセルには 0 を返します。
図
使用法
[Is Null] は、[Con] ツールとともに使用して、NoData のセルに値を設定することができます。
このツールに適用されるジオプロセシング環境の詳細については、「解析環境と Spatial Analyst」をご参照ください。
構文
IsNull (in_raster)
| パラメーター | 説明 | データ タイプ |
in_raster | NoData (NULL) であるセルを識別するためにテストされる入力ラスター。 入力は、整数型または浮動小数点型のいずれかになります。 | Raster Layer |
戻り値
| 名前 | 説明 | データ タイプ |
| out_raster | 出力ラスター。 出力は、入力が NoData のセルの整数値が 1 になります。入力値が他の値の場合、出力は 0 になります。 | Raster |
コードのサンプル
IsNull の例 1 (Python ウィンドウ)
次の例では、入力ラスターの中で NoData のセルを識別し、結果を IMG ラスターとして出力しています。
import arcpy
from arcpy import env
from arcpy.sa import *
env.workspace = "C:/sapyexamples/data"
outIsNull = IsNull("degs")
outIsNull.save("C:/sapyexamples/output/outisnull.img")
IsNull の例 2 (スタンドアロン スクリプト)
次の例では、入力ラスターの中で NoData のセルを識別し、結果を Grid ラスターとして出力しています。
# Name: IsNull_Ex_02.py
# Description: Find which cell values of the input raster are NoData
# Requirements: Spatial Analyst Extension
# Import system modules
import arcpy
from arcpy import env
from arcpy.sa import *
# Set environment settings
env.workspace = "C:/sapyexamples/data"
# Set local variables
inRaster = "degs"
# Check out the ArcGIS Spatial Analyst extension license
arcpy.CheckOutExtension("Spatial")
# Execute IsNull
outIsNull = IsNull(inRaster)
# Save the output
outIsNull.save("C:/sapyexamples/output/outisnull")
環境
ライセンス情報
- ArcGIS Desktop Basic: 次のものが必要 Spatial Analyst
- ArcGIS Desktop Standard: 次のものが必要 Spatial Analyst
- ArcGIS Desktop Advanced: 次のものが必要 Spatial Analyst