Python は、無償のクロスプラットフォーム対応のオープンソース プログラミング言語であり、パワフルな機能と習得のしやすさを兼ね備えています。広い範囲で使用され、サポートされています。Python の詳細については、python.org にアクセスしてください。
Python は ArcGIS コミュニティにバージョン 9.0 で導入されました。以後、ジオプロセシング ユーザーに最適なスクリプト言語として受け入れられ、成長を続けています。リリースを重ねるごとに Python の使用環境はますます進化しており、より豊富な機能を備えた、Python のプログラミングに便利な環境が整っています。
Esri では ArcGIS に Python を完全に取り込んでおり、ユーザー コミュニティのニーズを満たす言語として Python を支持しています。次に、Python の利点のほんの一部を紹介します。
- 習得しやすく初心者に最適であると同時に、エキスパートにも対応する高度な機能
- スケーラビリティが高く、大規模プロジェクトにも、スクリプトと呼ばれる小規模な単発プログラムにも適応
- ポータブル、クロスプラットフォーム
- 組み込み可能 (ArcGIS でスクリプトが利用可能)
- 高い安定性と成熟度
- 大規模なユーザー コミュニティ
Python は ArcGIS の全体にくまなく採用されており、データ解析、データ変換、データ管理、およびマップ自動化のための言語として、生産性向上に貢献します。
Python の習得
このヘルプに記載されている情報は、Python 言語のリファレンスではありません。ジオプロセシング スクリプトの作成方法を示すための例と概念に関連して、Python の一部の構文と振舞いについて説明しています。
このヘルプに記載されている情報を補足するために、Python の適切な参考書をお読みになることを強くお勧めします。Python の初心者には、Learning Python(Mark Lutz および David Ascher 著、O’Reilly & Associates 刊)、および Core Python Programming(Wesley J. Chun 著、Prentice Hall 刊) の両資料がこの言語の入門書として最適で、扱っている範囲の広さも適度です。他にも Python とその特定用途についての書籍は数多くあり、新刊も次々と発表されているので、入手可能なものを調べてみてください。Python Web サイトには Python の詳細な資料がありますが、説明内容は簡略になっており開発者向けです。大規模なオンライン Python コミュニティが存在し、多数のオンライン リソースに Python ホーム ページからアクセスできます。
Python のチュートリアル
Python の初心者には、次に示す外部のチュートリアルをお勧めします。
- 「Python Tutorial」は、Python 独自のドキュメントの一部です。
- 「Python for Non-Programmers」には、プログラミング経験が少ないユーザーを対象としたチュートリアルのリストが掲載されています。
- 「Python Language Reference」では、Python の構文と意味論が説明されています。
Python のプログラマ向けチュートリアル
ここに示す外部のチュートリアルは、他のプログラミング言語 (Perl、Visual Basic、C) をすでに習得しているユーザーを対象としたものです。
- 「Python Tutorial」は、Python 独自のドキュメントの一部です。
- 「Python for Programmers」には、他のプログラミング言語の使用経験があるユーザーを対象としたチュートリアルのリストが掲載されています。