3D Analyst のライセンスで利用可能。
ArcGlobe での表示では、KML 2.2 仕様の多くのオブジェクトがサポートされています。次のセクションでは、KLM でサポートされるオブジェクト タイプとサポートされないオブジェクト タイプが混在する場合の状況を説明します。基本的には、サポートされないすべてのタグは、KML を読み込むときに単純に無視されます。つまり、サポートされるコンテンツとサポートされないコンテンツが混在する KML ファイルも ArcGIS に取り込まれ、少なくとも部分的には表示されます。ArcGlobe における KML 2.2 オブジェクトの表示に関する具体的なシナリオを以下に示します。
ArcGlobe で表示される KML 2.2 オブジェクト
KML 2.2 仕様には 160 を超えるタグがあり、論理オブジェクトおよびタイプにグループ化されています。主に写真オーバーレイやタイム アニメーションなどの例外がありますが、ArcGlobe では KML 2.2 仕様の大半が表示されます。ArcGlobe での表示がサポートされている KML 論理オブジェクトを、次の KML 2.2 階層の図で詳細に示します。
Link オブジェクトと ListStyle オブジェクトのどの部分がサポートされていますか。
Link オブジェクトには 2 つの主な目的があります。ネットワーク リンクやモデルなどの参照されるオブジェクトの場所を指定することと、参照されるコンテンツを再ロードするタイミングなどのリンクの振舞いを指定することです。Link オブジェクトには多くのサブタグがあります。その一部はサポートされ、一部はサポートされていません。
- サポート対象: <href>、<refreshInterval>、<viewRefreshTime>
- サポート対象: <refreshMode> (onChange、OnInterval)、<viewRefreshMode> (never、onStop、onRequest)
- サポート対象: <viewBoundScale>、<viewFormat>、<httpQuery>、<refreshMode> (onExpire)、<viewRefreshMode> (onRegion)
ListStyle オブジェクトでは、リスト ビューでアイテムがどのように表示されるかを指定します。リスト ビューはコンテナーと子の階層であり、ArcGlobe の [KML コンテンツ] ウィンドウに表示されます。ListStyle オブジェクトには 3 つのサブタグ グループがあり、その 1 つがサポートされています。
- サポート対象: <listItemType>
- サポート対象外: <bgColor>、<ItemIcon>
KML ファイルのヘッダーに 2.0 または 2.1 と示されている場合でも、ArcGlobe で表示されますか。
はい。前述のオブジェクトレベルのサポートに基づいて表示されます。サポート対象の KML オブジェクトは表示され、サポート対象外の KML オブジェクトは表示されません。KML 2.2 仕様は KML 2.0 と 2.1 仕様の修正された拡張であり、同じ要素の多くを共有します。前のリリースの KML 仕様で定義されたタグのみが含まれる KML 2.2 ファイルは使用できます。