ArcGIS には、リニア リファレンスに必要なツールが用意されています。リニア リファレンスをの学習を開始するには、このチュートリアルの演習が最適です。ただし、本章の学習を開始する前に、ArcGIS ソフトウェアの基礎を理解していることが前提になります。詳細については、「ジオプロセシングの概要」、「ArcCatalog の概要」、および「編集の概要」をご参照ください。
このチュートリアルでは、高速道路の安全管理を担当する組織の GIS 部門で働いているというシナリオを想定し、このような組織の一般的なリニア リファレンス タスクに従って演習を行います。まず、リニア リファレンスのジオプロセシング ツールを使用してルート データを作成し、そのルート データをキャリブレーションします。次に、新しく作成したルート データおよびルート イベント データを ArcMap に表示し、検索する方法を学習します。最後に、ArcMap でルート データを編集する方法を学習します。
このチュートリアルには 5 つの演習があり、所要時間はそれぞれ 5 分~ 30 分です。これらの演習は順を追った構成になっており、決められた順番で行うことを前提としています。
このチュートリアルでは、例としてノースカロライナ州ピット郡を使用します。この演習で使用するデータは、さまざまなソースから収集され、この演習に合わせて変更されています。したがって、このデータに関する情報の信頼性および妥当性は保証できません。