マップ フィーチャに関する属性情報が適切に整理されていないことがあります。たとえば、都道府県別に必要な人口データが、市区町村別に整理されている場合です。データをテーブルにまとめると、総数、平均、最小値、最大値などのサマリー統計を計算して、必要な情報を得ることができます。ArcMap は、サマリー統計が含まれた新しいテーブルを作成します。このテーブルをレイヤーの属性テーブルと結合し、サマリー統計の値に基づいて、レイヤーのフィーチャのシンボル表示、ラベリング、または検索を行うことができます。
NULL 値でのサマリー処理
- すべての統計情報計算から NULL 値が除外されます。たとえば、10、5、NULL の平均は 7.5 - (10 + 5) / 2 です。カウントには、統計計算に含まれる値の数が戻されます。つまり、この場合は 2 です。
- カウント フィールド (名前は cnt_ prefix) には、統計計算に含まれる値の数が入ります。NULL 値以外の値の数がカウントされます。フィールド内の NULL 値の数を調べるには、対象となるフィールドのカウント統計の値を、NULL を含まない別のフィールド (OID など) のカウント統計の値から引きます。
- サマリー処理するフィールドの見出しを右クリックし、[サマリー] をクリックします。
- 出力テーブルに含めたいサマリー統計をオンにします。
- 作成する出力テーブルの名前と場所を入力するか、[参照] ボタン をクリックして、ワークスペースを選択します。
- [OK] をクリックします。
新しいレイヤーがマップに追加されます。
- マップに新しいテーブルを追加するかどうかを問い合わせるプロンプトが表示されたら、[はい] をクリックします。