説明
この投影法は、ほぼ正角であり、ランドサットなどの周回軌道のマッピング衛星のセンシング範囲内では、縮尺の歪みはほとんどありません。これは、周回衛星に対して地球の回転を組み込んだ最初の投影法です。ランドサット 1、2、3 では、パスの範囲は 1 ~ 251 です。ランドサット 4 と 5 では、パスの範囲は 1 ~ 233 です。
投影法
変更円筒図法であり、中心線は曲線で、衛星軌道を地上に投影して定義されます。
接線
概念的です。
直線となる経緯線
なし
特性
形状
形状は、衛星のセンシング範囲の 100 万分の 1 程度以内で正確です。
面積
衛星のセンシング範囲の 0.02 パーセントの範囲で変わります。
方向
センシング範囲内では、歪みは最小になります。
距離
地上の軌跡上では縮尺は正確であり、センシング範囲の約 0.01 パーセントの範囲で変わります。
制限
隣接するパスをプロットする場合は、変換しないと一致しません。
用途と使用例
- 回転する地球をマッピング衛星が周回するときに、そのセンシング範囲内の歪みを最小とするように特別に設計されました。
- 衛星画像を地上を基準とした平面座標系に結び付けて、衛星画像を連続的にマッピングするために使用されます。
- データの標準フォーマットは、ランドサット 4 および 5 のものです。
パラメータ
ArcInfo Workstation でのみ、サポートされています。
Workstation
- Landsat vehicle ID(1、2、3、4、5)
- Orbital path number(1 ~ 233)