[タイム スライダー] ウィンドウのライブ モードを使用して、頻繁に更新される時間対応データを表示することができます。たとえば、追跡している動物の最新の位置を表示したり、分水界地域の水流測定の最新の流量を表示したりすることができます。レイヤーで時間プロパティを設定すると、タイム スライダーを使ってデータを表示することができます。デフォルトの履歴モードを使用するか、またはライブ モードに切り替えて収集済みの利用可能なデータを現在のシステム時間で表示できます。
データをライブ モードで表示するには、新しいデータが時間対応レイヤーの基になるソース データに追加され、すべてのライブ データ更新がディスプレイに表示されることを確認する必要があります。たとえば、動物の位置を追跡している場合は、取得しているデータ (つまり、位置と時間) がポイント フィーチャクラスに記録されていることを確認します。
データをライブ モードで表示する場合、マップの時間は現在のシステム時間に設定され、マップの更新はタイム スライダーで設定した時間ステップの間隔に基づいて行われます。たとえば、1 分ごとに新しいレコードを作成するデータの場合、タイム スライダーの時間ステップの間隔を 1 分に設定することができます。タイム スライダーは 1 分後に最新のデータの更新を取得し、データをマップに表示します。一方、時間ステップの間隔を 5 分に設定した場合、タイム スライダーは 5 分後に最新のデータの更新を取得して表示します。
タイム スライダーのライブ モードを使う
レイヤーの時間プロパティを設定した後に、[タイム スライダー] ウィンドウの [ライブ モード] ボタン をクリックして、ライブ モードと履歴モードを切り替えることができます。
- タイム スライダー ウィンドウは、[ツール] ツールバーの [タイム スライダー] ボタンをクリックすると表示されます。
- [タイム スライダー オプション] ボタンをクリックして [タイム スライダー オプション] ダイアログ ボックスを開きます。
- [時間表示] タブで適切な時間ステップの間隔を設定します。時間ステップの間隔は、スライダーがディスプレイの時間対応レイヤーの新しいデータの更新を取得する間隔を設定します。たとえば、ディスプレイを 5 秒ごとに新しいデータで更新する場合には、時間ステップの間隔を 5 秒に設定します。
- [タイム スライダー] ウィンドウの [ライブ モード] ボタン をクリックします。
タイム スライダー コントロールがスライダーの終了時間に移動し、マップの時間が現在の時間に設定されます。タイム スライダー コントロールは、設定した時間ステップの間隔に基づいて更新を継続します。さらに、[ライブ モード] ボタン上のアイコンがに変化します。
- ライブ モードによるデータの表示を停止するためには、再度 [タイム スライダー] ウィンドウの [ライブ モード] ボタン をクリックするか、または他のコントロールのいずれかをクリックします。
ライブ モードを停止した後は、スライダーの履歴モードで過去の時間対応のデータを表示することができます。