Advanced のライセンスで利用可能。
概要
入力カバレッジ ポイントをティーセン近接ポリゴンの出力カバレッジに変換します。
図
使用法
ティーセン ポリゴンには、各ポリゴンが入力ポイントを 1 つだけ持ち、ポリゴン内のあらゆる位置が他のポリゴンのポイントよりも関連付けられたポイントの方に近いという、独特の性質があります。
近いポイントを無視するには、近接許容値を指定します。自動縮尺が 1:10,000 ~ 1:100,000 のポイント カバレッジの場合、許容値を 1.668 フィート (0.508 m) ~ 16.620 フィート (5.080 m) にします。
出力カバレッジは、ポイント属性テーブルからのアイテム、ティック、投影情報ファイルなど、入力カバレッジのデータ モデルの内容を継承します。
ティーセン ポリゴンを使用して、ポイント カバレッジをティーセンまたはボロノイ ポリゴンとして知られるリージョンに割り当てることができます。各リージョンには、入力カバレッジのポイントが 1 つだけ含まれます。各リージョンには、リージョン内のあらゆる位置が他のリージョンのポイントよりも、そのリージョンのポイントの方に近いという、独特な性質があります。
入力カバレッジのポイント属性テーブル (PAT) にあるすべてのアイテムは、出力カバレッジの PAT の関連するポリゴンにコピーされます。
出力カバレッジのポリゴン ラベル ポイントは、入力カバレッジのポイントと同じ位置にあります。
入力カバレッジに *.PRJ ファイルがある場合、そのファイルは出力カバレッジにコピーされます。
構文
Thiessen(in_cover, out_cover, {proximal_tolerance})
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
in_cover | [ビルド (Build)] を POINT オプションで実行して作成された、ポイント フィーチャ属性テーブルを持つ必要があるカバレッジ。 | Coverage |
out_cover | ティーセン近接ポリゴンが作成されるポリゴン カバレッジ。 | Coverage |
proximal_tolerance (オプション) | 入力カバレッジのポイントが他の入力カバレッジのポイントの指定距離内に入らないようにするために使用される許容値。デフォルトの近接許容値は、コンピューター機器の精度です。 | Double |
コードのサンプル
Thiessen (ティーセン ポリゴンの作成) の例 (スタンドアロン スクリプト)
次のスタンドアロン スクリプトで、ティーセン近接ポリゴンをポイント カバレッジの各井戸の周りに作成する方法を示します。
# Name: Thiessen_Example.py
# Description: Creates a thiessen area around each well in a point coverage.
# Requirements: ArcInfo Workstation
# Import system modules
import arcpy
from arcpy import env
# Set environment settings
env.workspace = "C:/data"
# Set local variables
inCover = "wells"
outCover = "C:/output/wellareas"
# Execute Thiessen
arcpy.Thiessen_arc (inCover, outCover, "")
環境
ライセンス情報
- Basic: いいえ
- Standard: いいえ
- Advanced: 次のものが必要 ArcInfo Workstation がインストールされていること