概要
ラスター データセット内のクラスに関する情報を使用して、テーブルを作成または更新します。これは、主に不連続データとともに使用します。
使用法
既存のテーブルを削除して新しいテーブルを作成する場合は、[上書き] (Python では overwrite = 'OVERWRITE') をオンにします。新しいラスター属性テーブルが作成され、古いテーブルは削除されます。
既存のテーブルが存在し、[上書き] をオンにしなかった場合、テーブルは更新されます。フィールドは削除されませんが、テーブルの値は更新されます。
32 ビット浮動小数点のピクセル タイプのラスター データセットにラスター属性テーブルを構築することはできません。
構文
BuildRasterAttributeTable(in_raster, {overwrite})
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
in_raster | テーブルに追加するシングル バンドのラスター データセットを選択します。このツールは、ピクセル タイプが浮動小数点または倍精度である場合は、実行されません。 | Raster Layer |
overwrite (オプション) | この場合、既存のラスター属性テーブルにカラムとロウを上書きまたは追加できます。
| Boolean |
派生した出力
名前 | 説明 | データ タイプ |
out_raster | 出力ラスター データセット。 | ラスター レイヤー |
コードのサンプル
BuildRasterAttributeTable (ラスター属性テーブルの構築) の例 (Python ウィンドウ)
以下は、BuildRasterAttributeTable ツールを実行する Python サンプルです。
import arcpy
arcpy.BuildRasterAttributeTable_management("c:/data/image.tif", "Overwrite")
BuildRasterAttributeTable (ラスター属性テーブルの構築) の例 2 (スタンドアロン スクリプト)
以下は、BuildRasterAttributeTable (ラスター属性テーブルの構築) ツールを実行する Python スクリプト サンプルです。
##====================================
##Build Raster Attribute Table
##Usage: BuildRasterAttributeTable_management in_raster {NONE | Overwrite}
import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:/Workspace"
##Build attribute table for single band raster dataset
##Overwrite the existing attribute table file
arcpy.BuildRasterAttributeTable_management("image.tif", "Overwrite")
環境
このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません。
ライセンス情報
- Basic: はい
- Standard: はい
- Advanced: はい