概要
入力ラスター カタログから、ラスター カタログ レイヤーを作成します。ツールで作成されたレイヤーは一時的であり、レイヤーをディスクに保存するか、またはマップ ドキュメントを保存しておかない限り、セッション後は削除されます。
使用法
レイヤーを保存するには、ArcMap の [コンテンツ] ウィンドウで対象のレイヤーを右クリックし、[レイヤー ファイルとして保存] をクリックするか、[レイヤー ファイルの保存 (Save To Layer File)] ツールを使用します。
構文
MakeRasterCatalogLayer(in_raster_catalog, layer_name, {where_clause}, {workspace}, {field_info})
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
in_raster_catalog | 1 つまたは複数のラスター カタログ アイテム (ラスター データセット) が格納されているラスター カタログ。 | Raster Catalog Layer |
layer_name | テンポラリ ラスター カタログ レイヤーの名前。 | Raster Catalog Layer |
where_clause (オプション) | ラスター カタログ アイテムのサブセットを選択するために使用する、SQL 式。 この式の構文はデータ ソースによって多少異なります。たとえば、クエリ対象がファイル ジオデータベース、または ArcSDE ジオデータベースの場合は、フィールド名を二重引用符で囲みます。 "MY_FIELD" パーソナル ジオデータベースをクエリ対象とする場合は、以下のようにフィールドを角括弧で囲みます。 [MY_FIELD] | SQL Expression |
workspace (オプション) | フィールド名の整合チェックに使用される入力ワークスペース。ファイル ジオデータベースまたはパーソナル ジオデータベースからの入力を使用し、ArcSDE ジオデータベースを出力ワークスペースとした場合、一部のデータベース フィールドは 10 文字以下の名前しか保持できないので、フィールド名が切詰められることがあります。新しい名前は [フィールド情報] パラメーターを使用して確認、変更できます | Workspace |
field_info (オプション) | 入力テーブルからのフィールドのうち、名前を変更して出力テーブル ビュー内で可視にするものを指定します。 | Field Info |
コードのサンプル
MakeRasterCatalogLayer (ラスター カタログ レイヤーの作成) の例 1 (Python ウィンドウ)
以下は、MakeRasterCatalogLayer (ラスター カタログ レイヤーの作成) を実行する Python サンプルです。
import arcpy
arcpy.MakeRasterCatalogLayer_management("c:/data/fgdb.gdb/catalog", "catlayer",\
"OBJECTID<3", "SDE94.sde", "#")
MakeRasterCatalogLayer (ラスター カタログ レイヤーの作成) の例 2 (スタンドアロン スクリプト)
以下は、MakeRasterCatalogLayer (ラスター カタログ レイヤーの作成) を実行する Python スクリプトのサンプルです。
##====================================
##Make Raster Catalog Layer
##Usage: MakeRasterCatalogLayer_management in_raster_catalog layer_name {where_clause}
## {workspace} {field_info}
import arcpy
arcpy.env.workspace = r"C:/Workspace"
##Create raster catalog layer from unmanaged raster catalog
##Use SDE workspace to validate the field
arcpy.MakeRasterCatalogLayer_management("fgdb.gdb/catalog", "catlayer", "OBJECTID<3",\
"SDE94.sde", "#")
環境
ライセンス情報
- Basic: はい
- Standard: はい
- Advanced: はい