概要
DTED タイリング構造に基づいて、ラスター データセットをファイルに分割します。
使用法
DTED タイル スキーマには、3 通りのレベル (DTED レベル 0、DTED レベル 1、および DTED レベル 2) があります。
入力として指定できるのは、シングル バンドのラスター データセットだけです。
出力の空間参照は GCS_WGS84 です。各タイルの範囲は各方向の 1 度と各エッジ上の半ピクセルを加えたものであるため、隣接するタイルには 1 列および行の重なり部分が生じます。出力ピクセル サイズは DTED レベルで指示されるため、データは符号付き 16 ビット整数として変換、保存されます。
DTED 形式は、標高を表す 1 つのバンド データでの使用を想定して設計されているため、マルチバンド画像に対しては [ラスター → DTED (Raster To DTED)] ツールを使用できません。
構文
RasterToDTED(in_raster, out_folder, dted_level, {resampling_type})
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
in_raster | 標高を表すシングルバンド ラスター データセットを選択します。 | Raster Layer |
out_folder | フォルダー構造および DTED ファイルの作成先を選択します。 | Folder |
dted_level | 標高データの分解能に基づいた適切なレベルを選択します。
| String |
resampling_type (オプション) | 使用しているデータのタイプに基づいて、適切な方法を選択します。
| String |
派生した出力
名前 | 説明 | データ タイプ |
derived_folder | 出力 DTED ファイルがあるフォルダー。 | フォルダー |
コードのサンプル
RasterToDTED (ラスター → DTED) 例 1 (Python ウィンドウ)
以下は、RasterToDTED を実行する Python のサンプルです。
import arcpy
RasterToDTED_management("C:/workspace/image1.img","C:/workspace/outputDTED",
"DTED_0","BILINEAR")
RasterToDTED (ラスター → DTED) 例 2 (スタンドアロン スクリプト)
以下は、RasterToDTED を実行する Python スクリプトのサンプルです。
import arcpy
RasterToDTED_management("C:/workspace/image1.img","C:/workspace/outputDTED",
"DTED_0","BILINEAR")
環境
ライセンス情報
- Basic: はい
- Standard: はい
- Advanced: はい