概要
既存の範囲ドメインの最小値と最大値を設定します。
使用法
範囲ドメインは、数値属性の有効な値の範囲を指定します。たとえば、水道管の水圧の有効な値の範囲は 50 ~ 75psi、などと指定します。
ドメイン管理は次の手順で行います。
- [ドメインの作成 (Create Domain)] ツールを使って、ドメインを作成します。
- このツールまたは [ドメインにコード値を追加 (Add Coded Value To Domain)] ツールを使って、ドメインの値を追加するか、範囲を設定します。
- [フィールドへのドメインの割り当て (Assign Domain To Field)] ツールを使って、ドメインをフィーチャクラスに関連付けます。
ワークスペース ドメインは、ArcCatalog またはカタログ ウィンドウでも管理できます。[データベース プロパティ] ダイアログ ボックスの [ドメイン] タブを使用して、ドメインを作成および変更できます。
構文
SetValueForRangeDomain(in_workspace, domain_name, min_value, max_value)
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
in_workspace | 更新対象のドメインを含むジオデータベース。 | Workspace |
domain_name | 更新対象の範囲ドメインの名前。 | String |
min_value | 範囲ドメインの最小値。 | String |
max_value | 範囲ドメインの最大値。 | String |
派生した出力
名前 | 説明 | データ タイプ |
out_workspace | 更新されたワークスペース。 | ワークスペース |
コードのサンプル
SetValueForRangeDomain (範囲ドメインの値を設定) の例 1 (Python ウィンドウ)
次の Python ウィンドウ スクリプトは、イミディエイト モードで SetValueForRangeDomain 関数を使用する方法を示しています。
import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:/data"
arcpy.SetValueForRangeDomain_management("montgomery.gdb", "RotAngle", 0, 359)
SetValueForRangeDomain (範囲ドメインの値を設定) の例 2 (スタンドアロン スクリプト)
次のスタンドアロン スクリプトは、範囲属性ドメインを作成するワークフローの一部として、SetValueForRangeDomain (範囲ドメインの値を設定) 関数を使用する方法を示しています。
# Name: CreateRangeDomain.py
# Purpose: Create an attribute domain to constrain valid rotation angle
# Import system modules
import arcpy
# Set the workspace (to avoid having to type in the full path to the data every time)
arcpy.env.workspace = "C:/data"
# Set local parameters
dWorkspace = "montgomery.gdb"
domName = "RotAngle2"
domDesc = "Valid rotation angle"
minRange = 0
maxRange = 359
inFeatures = "Montgomery.gdb/Water/fittings"
inField = "ANGLE"
# Process: Create the range domain
arcpy.CreateDomain_management(dWorkspace, domName, domDesc, "LONG", "RANGE")
# Process: Set the minimum and maximum values for the range domain
arcpy.SetValueForRangeDomain_management(dWorkspace, domname, minRange, maxRange)
# Process: Constrain the fitting rotation angle
arcpy.AssignDomainToField_management( inFeatures, inField, domName)
環境
ライセンス情報
- Basic: はい
- Standard: はい
- Advanced: はい