概要
フィールド内の各値を反復処理します。
使用法
このツールは、ModelBuilder で使用するためのツールで、Python スクリプトでは使用できません。
ツールの出力は「値」という名前の変数で、フィールドの値を含んでいます。この変数は、インライン変数置換(%値%) で使用できます。
[データ タイプ] パラメーターは、出力変数のデータ タイプを指定します。デフォルトのデータ タイプは文字列ですが、モデルでの出力の使用方法に応じて別のデータ タイプを指定できます。たとえば、フィールドにフィーチャクラスのパスが含まれている場合は、[データ タイプ] を [フィーチャクラス] に設定して、フィーチャクラスを受け取るツールの入力として出力変数を使用できます。
反復子をモデルに追加すると、モデル内のすべてのツールが反復子の各値に対して反復処理されます。各反復値に対してモデル内の各ツールを実行したくない場合は、反復子だけを含むサブモデル (モデル内のモデル、またはネストされたモデル)を作成し、メイン モデルにモデル ツールとして追加します。
構文
IterateFieldValues(in_table, field, {data_type}, {unique_values}, {skip_nulls}, {null_value})
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
in_table | 反復処理する入力テーブル。 | Table View |
field | 反復の対象となる入力フィールド。 | Field |
data_type (オプション) | 出力値のデータ タイプ。デフォルトのデータ タイプは文字列ですが、モデルでの出力の使用方法に応じて別のデータ タイプを指定できます。たとえば、フィールドにフィーチャクラスのパスが含まれている場合は、[データ タイプ] を [フィーチャクラス] に設定して、フィーチャクラスを受け取るツールの入力として出力変数を使用できます。 | String |
unique_values (オプション) | 反復値を一意の値にするかどうかを決定します。
| Boolean |
skip_nulls (オプション) | フィールドの NULL 値をスキップするかどうかを決定します。
| Boolean |
null_value (オプション) | スキップする Null 値を指定します (-9999、Null、-1 など)。デフォルト値は、文字列の場合は「""」、数値の場合は「0」です。 | String |
環境
このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません。
ライセンス情報
- Basic: はい
- Standard: はい
- Advanced: はい