Standard または Advancedのライセンスで利用可能。
アタッチメントを使用すると、フィーチャに関連する追加情報を柔軟に管理できます。アタッチメントを使用すれば、個々のフィーチャにファイル (画像、PDF、テキスト文書、その他すべての種類のファイル) を追加できます。たとえば、建物を表すフィーチャがある場合、建物の権利書や税金の情報を含む PDF ファイルと一緒に、その建物をさまざまな角度から撮影した何枚もの写真を、アタッチメントを使用して追加することができます。
ファイル アタッチメントを添付するには、まずフィーチャクラスまたはテーブル上のアタッチメントを有効にする必要があります。ArcGIS でアタッチメントを有効にすると、アタッチメント ファイルを格納する新しいテーブル、およびアタッチされたファイルにフィーチャを関連付ける新しいリレーションシップ クラスが作成されます。アタッチメントのフィーチャへの追加は、編集セッションを実行しているときに行うか、または [アタッチメントの追加 (Add Attachments)] ジオプロセシング ツールを使用して行います。
アタッチメントはハイパーリンクに似ていますが、複数のファイルをフィーチャに関連付けたり、アタッチされたファイルをジオデータベースに格納したり、さまざまな方法でファイルにアクセスしたりできます。アタッチメントは、[個別属性] ウィンドウ、[属性] ウィンドウ (編集時)、属性テーブル ウィンドウ、および HTML ポップアップ ウィンドウに表示されます。
リンケージの維持に使用されるリレーションシップ クラスは、ArcGIS Desktop Standard または ArcGIS Desktop Advanced のライセンスを必要とします。そのため、アタッチメントを有効化する際やアタッチメント付きフィーチャクラスを編集する際には、Desktop Standard または Desktop Advanced のライセンスも必要です。ArcGIS Desktop Basic では、アタッチメントを読み取って開くことができます。
アタッチメントを有効化および無効化するには、カタログ ウィンドウまたは ArcCatalog を使用するか、[アタッチメントの有効化 (Enable Attachments)] ジオプロセシング ツールと [アタッチメントの無効化 (Disable Attachments)] ジオプロセシング ツールを実行します。
- カタログ ウィンドウまたは ArcCatalog で、アタッチメントの追加先となるフィーチャクラスまたはテーブルを右クリックし、[管理] をポイントし、[アタッチメントを作成] をクリックします。
ArcGIS ではアタッチされたファイルとリレーションシップ クラスを格納する新しいテーブルを追加して、フィーチャまたはレコードとそのアタッチメント間のリンクを管理します。
- アタッチされたすべてのファイルを削除し、アタッチメント機能の有効な状態で作成されたテーブルとリレーションシップ クラスを削除する場合は、[アタッチメントの削除] をクリックします。