Microsoft Office 2007 は、新しい Microsoft Access データベース形式である accdb を導入しました。この形式は、データベースを保存または作成する場合の Access 2007 の新しいデフォルト形式です。OLE DB を使用しないと、ArcGIS は新しい Microsoft Access 形式の直接読み取りや書き込みができません。これには、[データの追加] ダイアログ ボックスを使用した accdb ファイルへの直接アクセスも含まれます。
*.accdb ファイルにアクセスするには、次の手順を実行します。
- 適切な Microsoft Access データベース エンジン ドライバーをインストールします。
- Microsoft Office 2013 以前のバージョンを使用している場合は、Microsoft Access Database Engine 2010 Redistributable ドライバーをインストールします。
- Microsoft Office 2016 以降のバージョンを使用している場合は、Microsoft Access Database Engine 2016 Redistributable ドライバーをインストールします。
- [OLE DB 接続] コマンドをボタンとして ArcCatalog のツールバーに追加します。
- メイン メニューで [カスタマイズ] をクリックし、[カスタマイズ モード] をクリックします。
[カスタマイズ] ダイアログ ボックスが開きます。
- [コマンド] タブをクリックします。
- [カテゴリ] リストで [ArcCatalog] を選択します。
- [OLE DB 接続の追加] を [コマンド] リストから ArcCatalog のツールバーにドラッグします。
[OLE DB 接続の追加] ボタンがツールバーに追加されます。
- メイン メニューで [カスタマイズ] をクリックし、[カスタマイズ モード] をクリックします。
- [OLE DB 接続の追加] ボタンをクリックします。
OLE DB 接続が作成できる場所に [データ リンク プロパティ] ダイアログ ボックスが表示されます。
- [プロバイダー] タブをクリックします。
- 上記のステップ 1 でインストールした Microsoft Access データベース エンジン ドライバーに基づき適切なプロバイダーを選択します。
- Microsoft Access Database Engine 2010 Redistributable ドライバーをインストールした場合は、[Microsoft Office 12.0 Access Database Engine OLE DB Provider] を選択します。
- Microsoft Access Database Engine 2016 Redistributable ドライバーをインストールした場合は、[Microsoft Office 16.0 Access Database Engine OLE DB Provider] を選択します。
- [次へ] をクリックします。
- [接続] タブのセクション 1 で、データベースを指定または参照します。 データベースにパスワードが設定されている場合は、その情報をセクション 2 に入力します。
- [接続のテスト] をクリックして、データベースに接続できることを確認します。
- 接続テストが成功したら、[OK] をクリックします。
- 新しい接続名を入力し、Enter キーを押します。
- Access テーブルを使用するには、OLE DB 接続を通じてテーブルを参照し、ArcMap に追加します。