GIS では多くの場合、多数の個別のライン フィーチャによって等高線が表現されます。この結果、必要以上に多くのラベルが配置されることがあります。このような問題を避けるために、等高線を表すライン フィーチャは特殊なタイプのライン フィーチャとして扱うことができます。シンボルとラベルが一致し、フィーチャ同士が接続している場合、Maplex ラベル エンジンでは複数の等高線フィーチャのセグメントをグループ化し、1 つの長いフィーチャとして扱います。これにより、各セグメントに対してではなく、等高線全体に対してラベルを配置できるようになります。等高線ラベルは、はしご状に並べて配置して、ラベルが標高の高低に合わせて直線(または曲線)に沿って表示されるようにすることができます。そのように整列させるには、複数のラベル クラスを使用します。等高線ラベルは、ラベルの向きが上下逆にならないようにページの向きに合わせて配置することも、ラベルの上部が必ず斜面の上側になるように標高の上昇に合わせて配置することもできます。
等高線フィーチャの配置位置として、[中央に水平]、[中央に直線]、[中央にカーブ] の 3 つがあります。
また、フィーチャの長さに合わせて、等高線ラベルが繰り返し表示されるように設定することもできます。
以下の場合、インデックス コンターが、[中央にカーブ] を配置位置としてラベリングされて並べられています。各ラベルにはハローが追加され、その下にある等高線フィーチャがマスクされています。
- Maplex ラベル エンジンを有効にします。
- [ラベリング] ツールバーの [ラベル マネージャ] ボタン をクリックします。
- ラベリングするレイヤのチェックボックスをオンにします。
- レイヤの下に表示されるラベル クラスを選択します。
- [プロパティ] ボタンをクリックします。
- [ラベル位置] タブをクリックします。
- ラベル配置スタイルのドロップダウン リストから [等高線配置] を選択します。
- 必要に応じて [位置] をクリックし、目的の等高線フィーチャに対して別のラベル配置位置を選択して、[OK] をクリックします。
- 必要に応じて、[オプション] ボタンをクリックします。
- 必要な場合は、[ラベル配置] オプションを選択します。等高線ラベルは、ラベルの上部が必ず斜面の上側になるように、標高の上昇に合わせて配置することができます。このオプションを選択すると、ラベルを上下逆に表示できます。また、ラベルの向きが上下逆にならないように、等高線ラベルをページの向きに合わせて配置することもできます。[ページ アライメント] オプションがデフォルトです。ページ アライメントを使用してラベルを配置する場合は、ラベルの最大回転角度を入力することができます。
- 必要に応じて、[ラベルの配置] オプションを選択します。ラベルを整列させると、ラベルが標高の高低に合わせて直線(または曲線)に沿って表示されるようになります。整列されたラベルは、標高の高い方から低い方に向かって並べられ、相互に交わることはなく、1 つの斜面のみに属し、他の斜面と交差しません。[整列して配置] オプションはデフォルトです。
- [OK] をクリックして、すべてのダイアログ ボックスを閉じます。
[等高線配置] スタイルを選択すると、ラベル位置が変わることがあります。これは、等高線フィーチャの配置位置として、[中央に水平]、[中央に直線]、および [中央にカーブ] の 3 つがあるためです。
[オプション] ボタンをクリックできない場合は、ラベル配置スタイルのドロップダウン リストから [等高線配置] を選択する必要があります。等高線オプションは、[等高線配置] オプションを指定して配置されたラベル クラスにのみ適用されます。