面積の計算 (Calculate Areas)

サマリー

ポリゴン フィーチャクラスの各フィーチャの面積の値を計算します。

レガシー:

より簡単で効率的にフィーチャの面積を取得する方法があるため、ArcGIS Pro 以降、[面積の計算 (Calculate Areas)] ツールは含まれなくなりました。ワークフローの [面積の計算] ツールおよびカスタム スクリプトまたはモデル ツールではなく、[フィールド演算 (Calculate Field)] ツールまたはジオメトリ演算を使用します。

図

使用法

• [出力フィーチャクラス] で作成された F_AREA フィールドには、[出力データの座標系] の平方単位を使用して各ポリゴン フィーチャの面積の値が入力されます。

• ポリゴン フィーチャの面積フィールドを作成する方法には、他にもいくつかあります。フィールド演算およびジオメトリ演算です。

• [出力フィーチャクラス] は、ポリゴン エリアを含んでいる F_AREA フィールドが追加された (または更新された) [入力フィーチャクラス] のコピーです。

注意:

F_AREA フィールドは、計算された面積の値を格納するために [出力フィーチャクラス] に作成されます。この名前のフィールドが [入力フィーチャクラス] にすでに存在する場合、それは [出力フィーチャクラス] で上書きされます。

注意:

シェープファイルを使用するときは、NULL 値を格納できないため、注意が必要です。シェープファイル以外の入力からシェープファイルを作成するツールまたはその他の方法では、NULL 値がゼロとして格納または解釈される場合があります。場合によっては、NULL 値はシェープファイルに非常に大きな負の値として格納されます。この場合、予期せぬ結果に至ることがあります。詳細については、「ジオプロセシングでのシェープファイル出力の注意事項」をご参照ください。

構文

CalculateAreas_stats (Input_Feature_Class, Output_Feature_Class)

パラメーター	説明	データ タイプ
Input_Feature_Class	入力ポリゴン フィーチャクラス。	Feature Layer
Output_Feature_Class	出力フィーチャクラス。このフィーチャクラスは、F_AREA フィールドが追加 (または更新) された入力フィーチャクラスのコピーです。F_AREA フィールドには、ポリゴン エリアが含まれています。	Feature Class

コードのサンプル

CalculateAreas (面積の計算) の例 (Python ウィンドウ)

次の Python ウィンドウのスクリプトは、CalculateAreas (面積の計算) ツールを使用する方法を示しています。

import arcpy
arcpy.env.workspace = "c:/data"
arcpy.CalculateAreas_stats("tracts.shp", "tracts_with_area_field.shp")

CalculateAreas (面積の計算) の例 (スタンドアロン Python スクリプト)

次のスタンドアロン Python スクリプトは、CalculateAreas (面積の計算) ツールを使用する方法を示しています。

# Calculate AREA values
 
# Import system modules
import arcpy
 
# Local variables...
workspace = "C:/data"
input = "tracts.shp"
calculate_output = "tracts_with_area_field.shp"
 
try:
    # Set the current workspace (to avoid having to specify the full path to the feature classes each time)
    arcpy.env.workspace = workspace
 
    # Process: Calculate Areas...
    arcpy.CalculateAreas_stats(input, calculate_output)
 
except:
    # If an error occurred when running the tool, print out the error message.
    print arcpy.GetMessages()

環境

• 出力データの座標系

  注意:

  フィーチャ ジオメトリは、解析の前に、出力データの座標系に投影変換されます。

• 現在のワークスペース
• テンポラリ ワークスペース
• 修飾フィールド名
• 出力データに M 値を含む
• 出力データに Z 値を含む
• 出力データのデフォルト Z 値

ライセンス情報

• ArcGIS Desktop Basic: はい
• ArcGIS Desktop Standard: はい
• ArcGIS Desktop Advanced: はい