フィールド演算の実行は、テーブル内の多くのレコードを一括して更新する簡単な方法です。[フィールド演算] は、レイヤーまたはテーブルに選択セットがある場合に、文字列、数字、日付フィールドに作用し、自動的に選択レコードに対してを演算を行います。
フィールド演算を操作するヒントには、次のようなものがあります。
- 編集セッションを開始しなくても計算を行うことは可能ですが、その場合、結果を元に戻すことはできません。
- ジオデータベース トポロジ、ジオメトリック ネットワーク、またはリレーションシップ クラスに属するジオデータベース フィーチャクラスの属性テーブルを操作している場合、編集セッション以外の環境では [フィールド演算] コマンドが利用できなくなります。
- 文字列の計算には二重引用符 (") を使用します。
- 日付フィールドを計算する際は、Python または VBScript の datetime 関数を使用できます。必要であれば、二重引用符 (") を使用して文字列を示すのと同様に、シャープ記号 (#) を使用して日付を示すこともできます。シャープ記号はロケールに対応せず、正常に動作するのは 米国英語の日付構造に限られることに注意してください。他のロケールでは、DateSerial() 使用するか、別のロケール対応の関数を使用してください。
- テキスト フィールドで演算を実行する場合に、フィールド長が短すぎて計算値を保持できないため切り捨てが行われると、警告メッセージが表示されます。切り捨てられた値にはアスタリスクが付けられるため、簡単に探すことができ、必要に応じて値を修正できます。
- 編集セッションを開始します。
- 編集するレイヤーまたはテーブルを右クリックして、テーブルを開きます。
- 計算を実行するフィールドの見出しを右クリックし、[フィールド演算] をクリックします。
ショートカットとして Ctrl + Shift + F キーを押して、[フィールド演算] を開くことができます。
- [フィールド] リストと [関数] を使用して、計算式を組み立てます。テキスト エリアの式を編集したり、フィールドの値を入力することもできます。
フィールドのすべてが表示されない場合は、フィールドの表示設定を確認してください。操作しているレイヤーまたはテーブルで無効になっているフィールドは、[フィールド演算] に表示されません。フィールドの表示設定は、[レイヤー プロパティ] または [テーブル プロパティ] ダイアログ ボックスの [フィールド] タブか、テーブル ウィンドウから設定することができます。
- [OK] をクリックします。