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住所のジオコーディング (Geocode Addresses)

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サマリ

住所テーブルをジオコーディングします。この処理にはジオコーディングしたい住所を格納するテーブルと、住所ロケーターまたはコンポジット住所ロケーターが必須です。このツールは住所ロケーターに対して住所を照合し、各入力レコードの処理結果を新しいポイント フィーチャクラスに保存します。

図

Geocode a table of addresses

使用法

  • 単一のフィールドに格納されている住所または複数のフィールドに分割されている住所をジオコーディングすることができます。単一の入力フィーチャには、完全な住所が格納されています。たとえば、「303 Peachtree St NE, Atlanta, GA 30308」のようになります。入力住所が、米国の一般的な住所に使用される Address、City、State、および ZIP などの複数のフィールドに分割されている場合、複数のフィールドがサポートされます。

    レガシー:

    バージョン 10 より前の ArcGIS で作成されたロケーターを使用する場合は、複数のフィールドのみがサポートされます。

  • 出力フィーチャクラスは住所ロケーターと同じ空間参照内に保存されます。出力フィーチャクラスの空間参照を変更するには、ツールの環境設定で異なる出力座標系を設定します。

  • 出力フィーチャクラスは、各レコードの入力アドレスおよびその他の情報 (スコア、ステータス、照合された住所など) をデフォルトで格納します。ArcMap の [住所の再照合 (Rematch Addresses)] ツールまたは [対話的に再照合] ダイアログ ボックスのいずれかを使用して、住所を再照合することができます。一度、照合処理が終了しフィーチャクラスが作成されると、入力アドレス テーブル内の住所の変更は出力フィーチャクラスの結果には反映されません。

  • 入力アドレス テーブルが更新されたときに出力フィーチャクラスの照合結果を自動的に更新したい場合、[ダイナミック出力フィーチャクラス] パラメーターを TRUE (オン) に設定します。リレーションシップ クラスが入力テーブルおよび出力フィーチャクラスに作成されます。ArcMap の編集セッション中に入力テーブルの住所が変更されると住所はすぐに再度ジオコーディングされ、出力フィーチャクラスの関連するレコードが新しいジオコーディング結果に更新されます。自動更新は入力テーブル内の新しいレコードの追加または既存のレコードの削除にも対応しています。

    注意:

    このオプションは、入力アドレス テーブルと出力フィーチャクラスが同じジオデータベース内のワークスペースにある場合にのみ使用できます。

    ライセンス:

    ArcGIS for Desktop Basic ライセンスを使用している場合、リレーションシップ クラスは Basic ライセンスでは生成できないため、このオプションは無効になります。

  • ArcGIS Online World geocoding サービスを使用して住所のテーブルを照合するには、ArcGIS Online 組織向けプラン サブスクリプションが必要です。詳細については、「ArcGIS Online World ジオコーディング サービスの操作」をご参照ください。

構文

GeocodeAddresses_geocoding (in_table, address_locator, in_address_fields, out_feature_class, {out_relationship_type})
パラメータ説明データ タイプ
in_table

ジオコーディングする住所テーブル。

Table View
address_locator

住所テーブルのジオコーディングに使用する住所ロケーター。

Address Locator
in_address_fields
[input_address_field, table_field_name]

input_address_field が住所ロケーターで指定された入力住所フィールドの名前で、table_field_name がジオコーディングする住所のテーブルで対応するフィールドの名前である場合、このパラメーターでマッピングしている各フィールドの形式は、input_address_field, table_field_name となります。

完全な住所を格納する単一の入力フィールドを指定できます。または、入力住所が、米国の一般的な住所に使用される Address、City、State、および ZIP などの異なるフィールドに分割されている場合は、複数のフィールドを指定することもできます。

住所ロケーターで使用されるオプションの入力住所フィールドを入力アドレス テーブル内のフィールドにマッピングしないことを選択する場合、フィールド名の代わりに <None> を使用してマッピングしないことを示します。

Field Info
out_feature_class

ジオコーディングされた出力フィーチャクラスまたはシェープファイル。

Feature Class
out_relationship_type
(オプション)

ジオコーディング フィーチャクラス内の住所テーブルの静的コピーを作成するのか、または動的に更新されるジオコーディング フィーチャクラスを作成するのかを示します。

  • STATIC —出力フィーチャクラスに入力アドレス テーブル内のフィールドの静的コピーを作成します。これがデフォルトです。
  • DYNAMIC —入力アドレス テーブルと出力フィーチャクラスの間にリレーションシップ クラスを作成して、入力アドレス テーブル内の住所の編集が出力フィーチャクラスに自動的に更新されるようにします。このオプションは、入力住所テーブルと出力フィーチャクラスが同じジオデータベースのワークスペース内にある場合のみサポートされます。
    ライセンス:

    このオプションは ArcGIS for Desktop Standard または Advanced ライセンスを所有している場合にのみサポートされています。適切なライセンスを所有していない場合、エラーメッセージ「住所のジオコーディングに失敗しました。」が表示されます。

Boolean

コードのサンプル

GeocodeAddresses (住所のジオコーディング) の例 (Python ウィンドウ)

次の Python ウィンドウ スクリプトで、GeocodeAddress (住所のジオコーディング) 関数をイミディエイト モードで使用する方法を示します。

# Import system modules
import arcpy
from arcpy import env
env.workspace = "C:\ArcTutor\Geocoding\atlanta.gdb" 

# Set local variables:
address_table = "customers"
address_locator = "Atlanta_AddressLocator"
address_fields = "Street Address;City City;State State;ZIP Zip"
geocode_result = "geocode_result"

arcpy.GeocodeAddresses_geocoding(address_table, address_locator, address_fields, geocode_result, 'STATIC')

環境

  • 現在のワークスペース
  • 出力データのコンフィグレーション キーワード
  • 出力データの座標系
  • テンポラリ ワークスペース

ライセンス情報

  • ArcGIS for Desktop Basic: 制限付き
  • ArcGIS for Desktop Standard: ○
  • ArcGIS for Desktop Advanced: ○

関連トピック

  • ArcMap での住所テーブルのジオコーディング
  • ジオコーディング ツールボックスの概要
このトピックへのフィードバック

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