Spatial Analyst のライセンスで利用可能。
サマリ
ASCII リマップ ファイルを使用して、ラスターの入力セルの値を再分類または変更します。
使用法
-
入力ラスターには、有効な統計情報がなくてはなりません。統計情報が存在しない場合は、[データ管理ツール] ツールボックスの [統計情報の計算 (Calculate Statistics)] ツールを使用して作成できます。
出力ラスターは常に整数型になります。ASCII ファイルの出力割り当て値が浮動小数点値である場合は、エラー メッセージが返され、プログラムが停止します。
このツールに適用されるジオプロセシング環境の詳細については、「解析環境と Spatial Analyst」をご参照ください。
構文
ReclassByASCIIFile (in_raster, in_remap_file, {missing_values})
パラメータ | 説明 | データ タイプ |
in_raster | 再分類対象の入力ラスター。 | Raster Layer |
in_remap_file | 再分類される単一の値または範囲と、その変更後の値を定義する ASCII 再分類ファイル。 ASCII 再分類ファイルで使用できる拡張子は、*.rmp、*.txt、*.asc です。 | File |
missing_values (オプション) | 再分類ファイルに指定されていない値を、元の値のままにするか、NoData に変更するかを指定します。
| Boolean |
戻り値
名前 | 説明 | データ タイプ |
out_raster | 出力再分類ラスター。 出力は常に整数タイプになります。 | Raster |
コードのサンプル
ReclassByASCIIFile (ASCII ファイルによる再分類) の例 1 (Python ウィンドウ)
この例では、ASCII 再分類ファイルを使用して入力ラスターを再分類します。
import arcpy
from arcpy.sa import *
from arcpy import env
env.workspace = "C:/sapyexamples/data"
outReclass = ReclassByASCIIFile("slope","remapslope.rmp")
outReclass.save("C:/sapyexamples/output/recslope")
ReclassByASCIIFile (ASCII ファイルによる再分類) の例 2 (スタンドアロン スクリプト)
この例では、ASCII 再分類ファイルを使用して入力ラスターを再分類します。
# Name: reclassbyasciifile_example02.py
# Description: Reclassifies values of the input raster using an ASCII remap file
# Requirements: Spatial Analyst Extension
# Import system modules
import arcpy
from arcpy import env
from arcpy.sa import *
# Set environment settings
env.workspace = "C:/sapyexamples/data"
# Set local variables
inRaster = "slope"
inRemapFile = "remapslope.rmp"
# Check out the ArcGIS Spatial Analyst extension license
arcpy.CheckOutExtension("Spatial")
# Execute Reclassify
outRaster = ReclassByASCIIFile(inRaster, inRemapFile)
# Save the output
outRaster.save("C:/sapyexamples/output/recslope")
環境
ライセンス情報
- ArcGIS for Desktop Basic: 次のものが必要 Spatial Analyst または 3D Analyst
- ArcGIS for Desktop Standard: 次のものが必要 Spatial Analyst または 3D Analyst
- ArcGIS for Desktop Advanced: 次のものが必要 Spatial Analyst または 3D Analyst