Business Analyst ライセンスで利用できます。
概要
既存のテリトリーのバランスを調整します。
使用法
テリトリー レベルは、レベル名[レベル インデックス] という形式で指定する必要があります。
UI または [レベル バランス調整変数の設定 (Setup Level Balancing Variables)] ツールを使用して、バランス調整変数を指定する必要があります。
UI または適切なジオプロセシング ツールを使用して、距離制限 (最長距離、最短距離、および中心間の最短距離パラメーターを参照) または許容値制限を指定することができます。
構文
arcpy.td.BalanceTerritories(in_territory_solution_layer, in_level, {in_balancing_method}, {in_autofill_extent}, {in_keep_invalid_territories})
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
in_territory_solution_layer | バランスを調整するテリトリー ソリューション レイヤー。 | GP TD Layer |
in_level | 変更するテリトリー レベル。 | String |
in_balancing_method (オプション) | このパラメーターを指定すると、テリトリーの変更時に、使用可能なすべてのフィーチャが使用されます。
| Boolean |
in_autofill_extent (オプション) | このパラメーターを指定すると、制限パラメーターに関係なく、未割り当てのすべてのフィーチャがそれらに最も近いテリトリーに追加されます。このオプションは、すべてのテリトリーをソリューションに含めるために、指定済みのパラメーターに影響を与える場合があります。
| Boolean |
in_keep_invalid_territories (オプション) | このパラメーターを指定すると、制限を超えて変更されたどのテリトリーも自動的に空にならなくなります。このパラメーターは、空のテリトリーが多数存在する原因を特定する場合に役立ちます (たとえば、各制限が互いに対立している場合)。
| Boolean |
コードのサンプル
次の Python ウィンドウ スクリプトは、イミディエイト モードで Business Analyst ツールを使用する方法を示しています。
import arcgisscripting
gp = arcgisscripting.create()
gp.BalanceTerritories_TD("new layer", "Territories[1]", "EXTEND_COVERAGE_AREA", "DO_NOT_AUTO_FILL_EXTENT", "DO_NOT_OVERRIDE_CONSTRAINTS")
次のスタンドアロン スクリプトで、このツールの使用方法を示します。
# Import system modules
import arcgisscripting
gp = arcgisscripting.create()
# Set local variables
solution = "new layer"
level = "Territories[1]"
balanceMethod = "EXTEND_COVERAGE_AREA"
autoFillExtent = "DO_NOT_AUTO_FILL_EXTENT"
overrideConstraints = "DO_NOT_OVERRIDE_CONSTRAINTS"
# Execute tool
gp.BalanceTerritories_TD(solution, level, balanceMethod, autoFillExtent, overrideConstraints)
環境
このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません。
ライセンス情報
- Basic: 次のものが必要 Business Analyst
- Standard: 次のものが必要 Business Analyst
- Advanced: 次のものが必要 Business Analyst
関連トピック
- テリトリー レベルの追加 (Add Territory Level)
- テリトリーの調整ツールセットの概要
- テリトリーの作成 (Create Territories)
- テリトリーをデータベースからインポート (Import Territories From Database)
- ソリューション範囲の削除 (Remove Solution Extent)
- レベル バランス調整変数の設定 (Setup Level Balancing Variables)
- レベル許容値制限の設定 (Setup Level Capacity Constraints)
- レベル距離制限の設定 (Setup Level Distance Constraints)
- テリトリー形状のレベル パラメーターの設定 (Setup Level Territory Shape Parameters)
- ソリューション バリアの設定 (Setup Solution Barriers)
- レイヤーの境界によるソリューション範囲の設定 (Setup Solution Extent by Boundary of Layer)
- 現在のマップ ビューによるソリューション範囲の設定 (Setup Solution Extent By Current Map View)
- 現在の選択セットによるソリューション範囲の設定 (Setup Solution Extent By Current Selection)
- ソリューション制限範囲の設定 (Setup Solution Restricted Areas)