箱ひげ図は、折れ線グラフなどの別のタイプのグラフには適していない、非常に大きな(並べ替えた)データセットを表すのに便利です。箱ひげ図では、シリーズのデータ値のばらつきが、中央値、上と下の四分位、最小値、最大値の 5 つの数値によって表されます。箱ひげ図では、データを並べ替える必要があります。箱ひげ図では、中心、広がり、範囲、外れ値を容易に把握できます。箱ひげ図は、同じデータセットまたは複数のデータセット内の複数のシリーズのばらつきを比較するためによく使用されます。
複数のデータセットを比較する場合、横に並んだ箱ひげ図を作成します。このタイプの箱ひげ図では、各データセットの範囲、中央値、形状をただちに把握できるので、複数のデータセットの中心と広がりを非常に効率的に比較できます。
選択したアイテムは塗りつぶし色で表示されます。ライン シンボルでは塗りつぶし色が使用されないため、選択されているかどうかはわかりません。外れ値のシンボルが選択されているかどうかがわかるようにするには、[スタイル] をいずれかの形状オプション(三角形、逆三角形、ひし形、左向き三角形、右向き三角形)に変更します。
デフォルトでは、極端な外れ値には星形ライン シンボルが使用されるため、選択されているかどうかがわかるようにするには [スタイル] を変更する必要があります。
ここでは 1 つのシリーズの箱ひげ図を作成する方法について説明しますが、通常、箱ひげ図は複数のシリーズを比較する場合に使用します。
- [ビュー] → [グラフ] をクリックし、[グラフを作成] をクリックします。
- [グラフ タイプ] ドロップダウン矢印をクリックし、[箱ひげ図] を選択します。
- [レイヤ/テーブル] ドロップダウン矢印をクリックし、グラフ化するデータ値が含まれているレイヤまたはテーブルを選択します。
- [値フィールド] ドロップダウン矢印をクリックし、グラフ化する値のフィールドを選択します。最初のバージョンのグラフが表示されます。
- デフォルトでは、箱ひげ図には凡例は表示されません。[凡例を追加] チェックボックスをオンにすることで、グラフに凡例を追加できます。
- グラフにデータ値を表示するには、[ラベルを表示] チェックボックスをオンにします。
- [色] コントロールを使用してグラフのマーカーの色を変更できます。
- データ値を外れ値と見なす標準閾値を変更するには、[ひげの長さ] コントロールを使用します。
ひげの長さのデフォルト値は 1.5 です。つまり、箱の長さ(IQR、つまり中央の 50%のデータ値が含まれる範囲)の 1.5 倍を超える値は外れ値と見なされます。
- [シンボル プロパティ] のタブで箱ひげ図の外観を変更できます。
- [箱] タブを使用して、(グラフ全体の面積に基づいて)箱形のグラフのサイズと塗りつぶし色を変更できます。
- [軽度の外れ値] タブと [極端な外れ値] タブでは、外れ値のシンボルのサイズと形状を制御できます。[色] コントロールによってポリゴン形状の塗りつぶし色を指定できます。
- [ひげ] タブでは、箱ひげ図のひげの太さ、スタイル、色を変更できます。
- [次へ] ボタンをクリックして一般プロパティ ページに進み、グラフを完成させます。