Business Analyst ライセンスで利用できます。
概要
顧客位置の頻度と方向を可視化します。
使用法
このツールを使用すると、対応する店舗の位置を基準として、顧客のパターンと分布を検討できます。
顧客レイヤーはポイント フィーチャ レイヤーである必要があります。
ArcMap では、顧客ポイントが有効な分析範囲 (解析範囲) に含まれる場合のみ、それらの顧客ポイントが使用されます。
風配図 (Wind Rose) チャートは、顧客レイヤーを複数の区画セクター (北、北東、北西、南、南西など) に分割します。これらのセクターは店舗位置の周辺にある顧客位置の全体的な分布を分割するので、すべての店舗ポイントを囲む円形のバッファーが店舗の周りに作成されます。その後、この円が複数のセクターに分割されます。
[制限距離] オプションを使用して、各店舗位置の周囲に作成された円形のバッファーのサイズを制限することができます。
セクターを偶数にすることをお勧めします。
少なくとも 4 つのセクター数をお勧めします。
各セクター内の顧客の比率は、各顧客レコードに関連付けられている重みの値を使用して計算することもできます。
顧客がまだ店舗位置に関連付けられていない場合は、[Customer Setup (顧客の設定)] ツールを使用します。
構文
arcpy.ba.WindRoseReport(InputFeatureLayer, IDField, All_Or_Single_Or_Selected, CustomerLayer, InCustomerStoreIDField, CustomerWeightField, NumberOfSectors, ReportName, ReportTitle, OutputFolder, {ByID_Or_ByName}, {Single_Site}, {UseSelectedFeatures}, {ExcludeOutlyingCustomers}, {CutoffDistance}, {MeasureUnits}, {ReportFormats})
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
InputFeatureLayer | レポートで使用する中心点を含む入力フィーチャクラス。多くの場合、これは、Business Analyst の店舗レイヤーになります。距離と方向は、これらのポイントから測定されます。 | Feature Layer |
IDField | 中心点 (店舗) レイヤー内の一意の ID フィールド。距離は、これらのポイントから測定されます。 | Field |
All_Or_Single_Or_Selected | 入力フィーチャ レイヤー内にあるポイントに対応する風配図レポート (Wind Rose Report) を作成します。
| String |
CustomerLayer | 顧客分布に使用されるポイントを含む入力フィーチャクラス。ほとんどの場合、Business Analyst の顧客レイヤーになります。距離と方向は、店舗の中心点から、このポイント レイヤー内のフィーチャまでを対象として測定されます。 | Feature Layer |
InCustomerStoreIDField | 各店舗に関連付けられる顧客の識別に使用する店舗 ID フィールド。 | Field |
CustomerWeightField | 各セクター内の顧客の比率は、各顧客レコードに関連付けられている重みの値を使用して計算することもできます。重みフィールドを使用しない場合は、重みフィールドを最初の値である [<なし>] に設定します。 | Field |
NumberOfSectors | 風配図 (Wind Rose) 内のセクター数を決定します。 | Long |
ReportName | レポート ファイルの名前。 | String |
ReportTitle | レポートのタイトル。 | String |
OutputFolder | この出力ディレクトリにレポートが作成されます。 | Folder |
ByID_Or_ByName (オプション) | 単一のポイントの選択に使用されるフィールド。
| String |
Single_Site (オプション) | 単一のポイントとして使用される店舗の ID または名前。 | String |
UseSelectedFeatures (オプション) | 選択されたフィーチャのみを使用して、風配図レポート (Wind Rose Report) を生成します。
| Boolean |
ExcludeOutlyingCustomers (オプション) | 範囲外のフィーチャ ポイントをレポートから除外するために、制限距離を設定します。
| Boolean |
CutoffDistance (オプション) | 範囲外の顧客を解析から除外するための閾値。 | Double |
MeasureUnits (オプション) | 距離の値として使用される単位。デフォルトでは、Business Analyst の初期設定で定義された単位が選択されます。
| String |
ReportFormats [ReportFormats,...] (オプション) | 目的のレポート出力形式を選択します。
| String |
コードのサンプル
WindRoseReport (風配図レポート) の例 (スタンドアロン スクリプト)
# Name: WindRoseReport.py
# Description: Creates a Wind Rose report.
# Author: Esri
# Import system modules
import arcview
import arcpy
arcpy.ImportToolbox(r"C:\Program Files (x86)\ArcGIS\Desktop10.8\Business Analyst\ArcToolbox\Toolboxes\Business Analyst Tools.tbx")
try:
# Acquire extension license
arcpy.CheckOutExtension("Business")
# Define input and output parameters for the Wind Rose Report tool
Store = "C:/temp/sf_stores.shp"
Cust = "C:/temp/sf_cust.shp"
Id = "STORE_ID"
StoreIdLink = "STORE_ID"
Weight = "SALES"
Output = "C:/temp/WindRoseOutput"
# Create Wind Rose reports
arcpy.WindRoseReport_ba(Store, Id, "ALL", Cust, StoreIdLink, Weight, "5", "Wind Rose Report", "Wind Rose Report", Output)
# Release extension license
arcpy.CheckInExtension("Business")
環境
このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません。
ライセンス情報
- Basic: 次のものが必要 Business Analyst
- Standard: 次のものが必要 Business Analyst
- Advanced: 次のものが必要 Business Analyst