概要
ArcInfo Workstation エクスポート交換ファイルに変換します。
ArcInfo Workstation 交換ファイルはカバレッジ、INFO テーブル、AML マクロなどのテキストファイル、その他の ArcInfo Workstation ファイルをさまざまなコンピューターの種類間で転送するために使用されます。交換ファイルには、すべてのカバレッジ情報および適切な INFO テーブル情報が、固定長の ASCII フォーマットに含まれています。
[カバレッジ → 交換ファイル (.e00) (Export To Interchange File)] ツールで複数ボリュームが提供されている場合、[交換ファイル → カバレッジ] の ASCII 交換ファイルの名前は、<interchange_file>.e00 ~ <interchange_file>.enn (nn は最後のボリューム ID) の形式でなければなりません。1 ボリュームのみを作成する場合でも、ファイル名の拡張子は .e00 にする必要があります。
使用法
[自動 (AUTO)] オプションは、インポート ファイルに含まれる内容を決定し、それを正しくインポートします。
ModelBuilder では、インポートされるデータのフィーチャ タイプを指定する必要があります。プロセスが実行されるまでデータ タイプはわからないため、[自動 (AUTO)] オプションは、モデルの出力オプションのプロパティを設定しません。たとえば、.e00 ファイルにカバレッジが含まれる場合、入力としてカバレッジが必要なその他のプロセスに出力変数を接続できるように、フィーチャ タイプは [カバー (COVER)] に設定します。
[交換ファイル (.e00) → カバレッジ (Import From Interchange File)] は、全部または一部が圧縮された、あるいは圧縮されていない任意のエクスポート ファイルを読み取ります。
[カバー (COVER)] オプションの場合、名前の中にカバレッジ名が INFO データ ファイル名の最後のピリオドの前に含まれている交換ファイルに保存されているすべての INFO データ ファイルは、出力カバレッジのワークスペース INFO データベースに書き込まれます。
[情報 (INFO)] オプションが使用されている場合、任意の INFO パス名またはユーザー名を出力データ ファイルとして指定できます。ただし、指定した INFO ディレクトリは、[交換ファイル (.e00) → カバレッジ (Import From Interchange File)] を使用する前に存在している必要があります。
[スタック (STACK)] オプションは、次の 2 つの方法のいずれかで動作します。交換ファイルが EXPORT コマンドと [スタック (STACK)] オプションを使用して作成された場合、スタック ディレクトリだけが再作成されます。このスタックと関連付けられたグリッドは再作成されません。交換ファイルが EXPORT コマンドと [全スタック (STACKALL)] オプションを使用して作成された場合は、スタック ディレクトリとそのスタックに関連したグリッドが両方とも再作成されます。現在ワークスペースに存在しないグリッドだけが再作成されます。
ArcCatalog はデフォルトでは .e00 ファイルを表示しませんが、簡単な設定で ArcCatalog でも表示させることができます。[カスタマイズ] プルダウン メニューから [ArcCatalog オプション] コマンドを選択し、[ファイル タイプ] タブをクリックして [新規タイプ] ボタンをクリックします。表示されたダイアログで [ファイル拡張子] フィールドに「e00」と入力し (「O」ではなく「0」を必ず使用すること)、[ファイル タイプの説明] フィールドに「エクスポート ファイル」などの説明を入力します。続いて、[アイコンの変更] をクリックしてアイコンを選択し、[OK] をクリックします。[ArcCatalog オプション] ダイアログ ボックス の [OK] をクリックすると、ArcCatalog は .e00 ファイルをリフレッシュした上で表示します。
構文
arcpy.arc.Import(feature_type, interchange_file, out_dataset)
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
feature_type | インポートされるファイルのタイプ。[Auto] がデフォルトのオプションです。
| String |
interchange_file | 変換する ArcInfo Workstation 交換ファイルの接頭辞名。インポートされるファイルを指定するために、.e00、.e01 などのボリューム ID が指定された interchange_file に必ず追加されます。 | File |
out_dataset | 出力データセットの名前。 | Data Element |
コードのサンプル
Import (インポート) の例 (スタンドアロン スクリプト)
次のスタンドアロン スクリプトで、ArcInfo Workstation 交換ファイルからカバレッジをインポートする方法を示します。
# Name: Import_Example.py
# Description: Imports from E00 format to a coverage
# Requirements: ArcInfo Workstation
# Import system modules
import arcpy
from arcpy import env
# Set environment settings
env.workspace = "C:/data"
# Set local variables
featureType = "COVER"
interchangeFile = "citylim.e00"
outDataset = "C:/output/citylimit"
# Execute Import
arcpy.Import_arc(featureType, interchangeFile, outDataset)
環境
ライセンス情報
- Basic: いいえ
- Standard: いいえ
- Advanced: 次のものが必要 ArcInfo Workstation がインストールされていること