説明
この正積図法では、中央子午線とすべての緯線上の縮尺は正確です。赤道は、正弦曲線図法です。極は、Werner 図法です。
投影法
擬円錐図法です。緯度の緯線は等間隔の同心円となり、子午線上の縮尺は正確です。
接点
歪みのない 1 本の標準緯線です。
直線となる経緯線
中央子午線です。
特性
形状
中央子午線と標準緯線上では歪みがなく、これらのラインから離れるにつれて誤差が増大します。
面積
正積です。
方向
中央子午線と標準緯線上では、局所的に正確です。
距離
中央子午線と各緯線上では縮尺は正確です。
制限
通常は、大陸や小さい地域の地図に限定されます。歪みの出方からすると、他の正積図法のほうが優れています。
用途と使用例
19 世紀から 20 世紀の初頭にかけて、アジア、オーストラリア、ヨーロッパ、および北米の地図帳に使用されていました。大陸地図は、Rand McNally & Co.とHammond, Inc.によりランベルト正積方位図法に代わりました。
フランス、アイルランド、およびモロッコをはじめとする一部の地中海諸国の大縮尺地形図(Snyder、1993)として使用されています。
パラメータ
Desktop
- False Easting
- False Northing
- Central Meridian
- Standard Parallel 1
Workstation
- Longitude of projection center
- Latitude of projection center
- False Easting(meters)
- False Northing(meters)